現在、コロナ禍もあって少子化のスピードが予想よりも早まり、人口減少や高齢化がこれから都市部でも深刻になっていきます。地方の中山間地や農山漁村はすでに多くの限界集落を抱えており、地域として持続不可能な状態になっているところも少なくありません。
さらに核家族化や単身世帯の増加による「小家族化」が進んでいますが、この問題は都市部の方がより深刻な状態にあります。
一方、地域での活動の担い手という点では、コロナ禍で活動が制限され、組織としての持続可能性も危ぶまれるボランティア団体やNPOが多いのが現状です。
困難な状況の中では、平常時以上に自分たちが「何のために」「誰のために」活動していたのかという原点を見直し、活動内容を環境に合わせて修正していくことが求められます。
では私たちは、組織や社会の担い手としてどのような責任をこれから果たしていかないといけないのでしょうか?
今回、NPOと行政の協働のための基盤づくりや、組織や事業のマネジメント支援を行っているIIHOE代表の川北秀人さんを講師にお迎えし、ワークショップを行います。
特に、
●データやエビデンスに基づいて自分たちの住む地域の「これまで」を知り、「これからの」変化を予測すること
●自分たちの周りの人たちを「担い手」として巻き込んでいくこと
の二点を中心にお話していただき、参加者の皆さんと一緒に自分たちの活動をふり返り、今後どうしていくかを考えていく場としていきたいと考えています。
※12月5日は国連が定める「国際ボランティアデー」です。また2021年は2001年の「ボランティア国際年」から20年でもあります。
<こんな人におすすめ!>
★NPOやボランティア団体を運営している人(特にコロナ禍で活動の継続に支障をきたしている団体の特に若い人)
●地域でボランティア活動をしている人や、その支援にかかわっている人
●日本の高齢化や人口減少で地域はどうなってしまうのだろうと考えている人
<講師の川北秀人さんのプロフィール>
1964年大阪生まれ。87年に京都大学卒業後、(株)リクルートに入社。
国際採用・広報・営業支援などを担当し、91年に退職。
その後、国際青年交流NGO「オペレーション・ローリー・ジャパン」の代表や国会議員の政策担当秘書などを務め、94年にIIHOE設立。
大小さまざまな社会的な事業や市民活動のマネジメント支援を毎年100件以上、社会責任志向の企業のCSRマネジメントを毎年10社以上支援するとともに、
NPOと行政との協働の基盤づくりも支援している。
<ワークショップの概要>
・日 時:2021年12月5日(日)14時から16時
・参加費:1,000円(学生は500円)
・形 式:対面とオンライン(Zoom)のハイブリッド形式
(新型コロナウイルスの感染状況を見て最終的に決定します)
●対面の場合 世田谷区宮坂区民センター 大会議室で実施します。
【アクセス】東急世田谷線「宮の坂」駅前
参加費は当日ご持参ください。
お申し込みは以下のフォームからお願いします。
●オンラインの場合 Peatixからお申込みください。
・主催:特定非営利活動法人ボランティア活動推進国際協議会日本(JAVE)
・協力:特定非営利活動法人国際ボランティア学生協会(IVUSA)
<事前の予習もしっかりと!>
以下の本を読んできていただくと、よりワークショップが実りあるものになります。
●「ソシオ・マネジメント」第11号
世界初の「超々」高齢都市へ~2030年代の東京に、どう備えるか?~データでみる東京の「これまで」と「これから」
●「ソシオ・マネジメント」創刊号 増補改訂版
社会に挑む5つの原則、組織を育てる12のチカラ
●「ソシオ・マネジメント」第3号
小規模多機能自治~総働で人「交」密度を高める
●「ソシオ・マネジメント」第6号
【増補版】続・小規模多機能自治
~地域経営を始める・進める・育てる88のアクション~
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